心不全の分類について確認していく。
もちろん参考はガイドラインで。
「心不全」とは「何らかの心機能障害、すなわち、心臓に器質的および/あるいは機能的異常が生じて心ポンプ機能の代償機転が破綻した結果、呼吸困難、倦怠感や浮腫が出現し、それに伴い運動耐容能が低下する臨床症候群」と定義される。
心不全を診断するときによく見るのがEF(ejection fraction)駆出率。左室機能障害が心不全の多くの症例において関与していることが多く、また、臨床的にも治療や評価が変わってくる。
LVEF(Left Ventricle Ejection Fraction)による分類は以下のようにされる。
reduced:低下した
preserved:保たれた
mid-range ejection:軽度低下した
それぞれ EFの%で定義されている。
あまり4つ目のHFpEFは使うイメージがない…。( ^ω^)そういう患者さんはたくさんいるんだろうけど。あえて書かないのかなカルテに。私が見落としてるだけかもな。
では、EFはどのように測定するのか。
それは心エコー。左室拡張期容積と左室収縮期容積ってやつをどうにかして出して計算で求められるらしい。
これはまぁ薬剤師は知らなくてもいいか…。( ^ω^)
ガイドラインの24ページあたりに書いてありますね。
~HErEF(40%未満)~
左室拡大が認められるのが特徴
(肥大と拡大の違い。。肥大は筋肉が厚くなることでXpでみた大きさは変わらない。心臓の内側に大きくなる感じ。拡大はXpで外から見ても大きくなってるのがわかる。)
イメージ図(あくまでイメージです、間違ってたら教えてください)
~HFpEF(保たれている50%以上)~
心不全の約半数がこれ。原因としては、心房細動などの不整脈、冠動脈疾患、糖尿病、脂質異常などが挙げられるが、1番は高血圧。
HFpEFの治療は個々の病態に応じる。
まずは心不全の定義の確認と、分類がEFによって行われていることの確認。
次は治療法についてみていきたい。
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