慢性心不全診療ガイドラインのp32あたりです。
心不全の病期の進行は以下。
ステージA 器質的院疾患のないリスクステージ
ステージB 器質的心疾患のあるリスクステージ
ステージC 心不全ステージ
ステージD 治療抵抗性心不全ステージ
様々な治療をしたにも関わらず、NYHA分類でⅢから改善しない患者はステージDとされる。
ステージA/B→心不全の発症予防に重点が置かれる
ステージC/D→心不全症状の改善+心不全の増悪・再発予防、生命予後改善に重点が置かれる
①高血圧治療:収縮期血圧を130未満を目標にする。RA阻害薬は心保護作用もある。
②冠動脈疾患治療:心不全を含めた心血管イベントの発症抑制と生命予後改善のため、ACE阻害薬を投与する。
③肥満・糖尿病治療:心不全発症リスクは身体活動強度が上がれば下がり、BMIは下がれば下がる。
この傾向はrEF<<<pEFである。
SGLT2阻害薬はgood
④禁煙:喫煙者には禁煙が強く推奨されている。
⑤アルコール:アルコールの摂取量と心不全の発症はUカーブを示す。飲酒者は適量の飲酒習慣を維持する。(へえ!)
⑥運動:500MET・分/週の身体活動で心不全発症リスクが10%減、1000MET・分/週で19%減が示されている。
あとは服薬アドヒアランスは大事!!あとは食生活に気を付ける(減塩や水分量の摂取など)のも、再入院の患者さんをみているととても大事だと思います。
薬剤師としてはその辺のお話をして意識づけしていくのが大事なのかな。
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