図書館で本を借りた。
又吉直樹の火花。2015年に出した本らしく、もうずいぶん前だ。
この本が出たとき、というか芥川賞をとったときテレビで一躍話題となったが当時はなぜか読まなかった。そして、図書館に行き見つけて、なぜか読みたくなった。読んでみようと手に取った。
売れない芸人の話ってことだけ知っていた。
寝る前に30分、時間がたったら途中でも寝ようと決めて開いた。
でも読み切った。
勢いの良い関西弁で進むストーリー。2人の男がずっと漫才について話している。かなり癖が強い、思想が強い。語感も強い。
関西弁の勢いに押されてページをめくる手が止まらなかった。
売れるとか、おもしろいとかっていうのは万人受けが大事なんだろうな。あまりにも過激派だとだめなんだな。
自分がいいと思っているものが世間に理解されないもどかしさとか、自分の大好きな先輩が周りから浮きまくっているつらさとか、読んでいるうちに感情移入してしまった。
最後、BADENDで終わるのかと思ったらめっちゃアホな感じで終わっててよかった。
夢追いかけてみたかったなと思わせる。夢らしい夢を見たこともなかったし今も浮かばないけど。
どうせ誰も見ていない文章なので、こんなところで。
明日は何を読もうかな。図書館はいいぞ。
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